店長ブログ
「ここは交換に限ります」
2024年07月25日
いつも店長ブログをお読みいただきましてありがとうございます。秋田、山形の方雨や災害に気をつけてくださいね!関東も昨日は雷雨がすごかったですね!ちょうど家にいる時特に雷、ピカと同時にダーン!近!と思っていたんです。収まった頃車に乗り走ったところ・・・あれ?歩いてる人が近くの松屋さんの方を見て何か喋ってるな~と。あ!電気消えてる!次の信号のだいぶ前で止まり、今日混んでるな~あ、信号消えてる!落雷で停電していました。一つ一つの信号を手信号で警察官や白バイ隊員の方が整理してくれていました。間一髪で家は停電を免れていたわけです。会社も一瞬停電したそうです。皆様のお住まいはいかがでしたでしょうか。さて今日はこちらです。
S5(F5)スポーツバックでお客様が来店ですありがとうございます。各部ブラックスタイリングBKS化しているようですが・・・ご用命はというとそうです、ウィンドウモールのBKS化なのです。商品ページはこちらAudi純正A5/S5/RS 5(F5)スポーツバック用ブラックスタイリングウィンドウモールセットとなります。いろいろ、ラッピングやカバー等を試したそうですが・・・フィットしなかったり寿命が短かったりと納得できず、交換できますか?というお問い合わせをいただきました。検索したらこのブログでやっていたQ3SBの記事だけがヒットしたそうです。さあ早速!触るのはもちろん初めてです、例によって言ってませんでしたが(笑)皆様おわかりかと思いますが、アウディの場合ウィンドウモールは本物のアルミニウム、表面処理されているはずでも、少し経つと白サビがすごいんですよね!BKSは塗装ですのでメンテナンスも非常に楽、モールが白いとどこか全体的に古い感が漂いますので、あれ嫌なんだよね!という方にもオススメです。当然今回使用するパーツ全てがアウディ純正となります。
Bピラーのグロスブラックパネルはいまだにスチールを使用しています。トリムを外しボルトを外して下にずらすと、外れました。とここまでは順調でしたが・・・
あれもこれも、しまいには天張りまで外せという勢い、珍しくマニュアルが正しかったので、大変すぎて記憶も写真もろくにない!ラゲージはもちろん丸裸、リアシート座面も外し、その周りのトリムもほぼ全てを外さないとクオーターガラス交換ができないので全て外します。それでやっとルーフ側のモールまでたどり着きました。外したら・・・これもマニュアルが正しくて、何と!モールは24個のリベット止め!ドリルでもんで外すしかない・・・しかもすぐ脇をカーテンエアバッグが通っているし、モールや車両には傷をつけてはいけない、当然エアバッグには触らない、だから手元が狂ったなんて失敗は絶対許されない状況!左右合わせて24回か~きっとこの作業は他のお店だったら外注さんにぶん投げるでしょうけれど、私の場合こんな楽しい作業を外注するなんてそんなもったいないことはしません!少なくとも初回は(笑)キッチリ養生してからスタートです。
何とか集中を保ち、やっとのことでルーフ側モールが外れました!そしてリベットの残りをベルトサンダーで削る作業、ここもドリル同様絶対に集中力を切らしてはいけません。養生をこれでもかとした上で24個削って、外す作業は終了!クオーターガラス交換する作業だけは、ガラス屋さんにお任せします。この車両はクリアガラスにはフィルムが貼ってありましたので、サンプルで濃さを確認した上で予めBKS用モール付きガラスに貼っておきました。プライバシーガラス車用ももちろん取り寄せできます。ちょっとだけカーテンエアバッグの裏にあるブラケットが邪魔で外れない内張りがありつつ、何とかクオーターガラスを外すことができました。さすがは毎日何件もガラスと向き合う熟練のガラス屋さん!技術が違います。
BKS用ルーフモールを今度はリベットを打っていく作業です。リベッターに養生すれば、打ってくれるのはエアですので今度は少し楽ちんです。と思ったら意外に大変でした。片側12個もあると少しずつずれていきますから、一番前のリベットが入るようリア側にモールを寄せながら、しかもキッチリとモールを押しながらしっかりリベットを打つ!いろんなことに気を付けながら完了、ゴムモールを元通りにはめ込みます。
ドア側はというと、ルーフ側を経験してしまえばむしろ楽な作業、ただしサッシレスドアなので、フロントは三角コーナートリムを外すのに何とドアトリムを外さなければならない!という面倒、いや丁寧な作り(笑)ゴムをめくるとボルトが出てきます。外れたらモールを引き上げるのみ、サクっと終了しました。
完成です!下の入庫時と見比べていただければ一目瞭然、グリーンハウスが大きく見えてハンサム!オーサム!BKS化されてグリルやアルミホイールとコーディネイトされましたね!カッコいいと思います。どこからどう見ても、端っこが見えたり、浮いていたりせず、ラッピングのワラワラもありません!お手入れも塗装なので楽ちん、アルミの白錆びともさよならです。ウィンドウモールに関しては、交換に限りますよね。お客様にはとても喜んでいただけました。おそらくいままでのモヤモヤ感がスッキリに変わったことと思います(笑)次回は是非フロントバンパー下のエアガイドグリル3ピースも交換しましょう!そうするとひととおりBKS化が完了すると思います。またサイドシルカバーの素地部分が気になるとのことですが、いっそFL後に交換してしまう方法もひとつです。今回はご利用いただきましてありがとうございました!こんな構造だったんだ~と大変勉強になりました。
それでは次回も読んでください。渡邉でした。