店長ブログ
「フッガー家」
2023年09月14日
つも店長ブログをお読みいただきましてありがとうございます。ドイツへ行く前より確実に帰ってきてからの方が朝晩が涼しくなっています。ただ湿気がね、何より違うんです日本とドイツ。ただもう9月も半ばですから日中も涼しくなってもらわないと困りますよね。今週末からはシルバーウィーク、皆様お出かけですか?中央道を使う方、とにかく今は山梨で果物狩りのシーズン、半端じゃなく混みます!心して夜中と午前中に移動することをオススメします。さて今日はこちらです。
アウクスブルク中央駅、もう何もかも工事していて不便ですが、完成したらとてつもなく大きなきれいな駅になるでしょうね。何だかわからないとてつもなく短い1人乗りの車や、おしゃれ極まりない八百屋さん、路地を歩くだけできれいなお家ばかりで楽しいのなんの!ドイツ中どこへ行ってもある変な日本語、特にデュッセルドルフですが(笑)アウクスブルクにもありましたね、WABI SABIだからいっそBIをとってWASABIにすれば面白いのに(笑)変な日本食が出てきそうなのと時間がないのででやめておきましたが、アウクスブルクに行かれる方是非!で目的はというと看板の左側、フッゲライになります。駅からは歩いて20分くらい、普通の方はトラムに乗ってくださいね結構歩きずらいです石畳なので。
見事に私は通り過ぎました。入口には看板はなくアパートの入り口かな?って感じのところ、最初にチケットを買います確か数ユーロだったと思います。ちなみに日本のコンビニでは100円程度の500mlミネラルウォーター、ドイツでは1.6ユーロ約256円!よく比較されるマクドナルドのチーズバーガー、ポテトM、飲み物のセットは日本だと700円から、ドイツだと11ユーロ1760円から!でもポテトはS、バーガー自体は私の遠い記憶だとチーズバーガーってかなり小さくてシンプルで薄い(ごめんなさい最近食べてないんです)感じですが、ドイツのはしっかり大きくて厚かったので量が違うと思います。肉食獣向けサイズと言えます。1個とポテトでお腹いっぱいでした。
豪商フッガー家が世界で初めて作った福祉住宅をフッゲライと呼びます。建てられたのは写真のオブジェにもnext500と書いてあるとおり、500年前の1521年!ただし現在の建物は第二次世界大戦後に建て直したようですそれでも70余年、すごいですよね500年間実際に人が住んでいるなんて!観光客を受け入れているとはいえ、家の中からはテレビの音が聞こえてましたので今でも実際生活されています。数年前でも年間家賃は1ユーロ160円未満!フッガー家がフッゲライを建てた目的は福祉のため、生活は困窮しているが負債はない、そういう人に格安で住宅を提供すること、だそうです。なかなかできないこと、それを500年続けているフッガー家は素晴らしいと思いました。散策すると静かだしきれいだし見ているだけで十分心が休まり、ちょっとした美術館もあって昔の生活を垣間見ることができます。1本の木が建物全体を覆い、西日を上手に遮ってくれるのはいいアイデア、いったい樹齢は何年なんだろうと・・・皆あまりに立派な木で驚くと共に、美観という点でもすごく貢献するんだなと感じました。
必ず各戸に1つずつある異なるデザインのオブジェのようなスチールの呼び鈴?と私は思ったんですが、美術館で見たところ、おそらく上の扉を外から開けることができるスイッチのようなものでした。詳細は書いてありませんでしたが、ご覧のとおり壁に穴が開いているので塞いで使用していないお家もありました。
各建物の角には守り神だそうですが細かな装飾があります。ただ中には物騒なものも・・・
左は第二次世界大戦時の写真、アウクスブルクはほとんどの建物が被害に遭ってますねかなりダメージです。そこからの忠実な再建はさぞかし手間がかかったでしょう。右の写真は街中にあるアウクスブルクの見所を示す看板、いろんなところにありますので参考になります。まだ行ってないところはたくさんありますが、時間の関係で次回以降に持ち越しです残念。アウクスブルク、皆様も機会があれば是非お出かけください。ホテルは駅前よりも繁華街近くの方が高級な感じ、駅前はビジネスホテル風で食べ物屋さんはファストフード中心ですのでご注意ください(笑)
それでは次回も読んでください。渡邉でした。