店長ブログ
「ギリギリセーフ」
2020年03月12日
いつもお読みいただきましてありがとうございます。何だか世界中がコロナショック、あまりいい話題がないこの頃ですが、でもねもう仕方ないわけでその許された中で自分の趣味や嗜好に関しては遠慮なくお金を使って経済を回さなきゃですよね!こういうときこそ皆で盛り上げないとつまらない日本になってしまいます。さて今日はこちらです。
以前もご紹介したかと思いますA5SB(8T)のお客様、ちょっと珍しい車なんですブラックはブラックでもインテリアがエクスクルーシブのホワイトレザー、アルミも同じく19インチ、他には見たことがない仕様です。とご用命はこちらATE A5/S5(8T)用低ダストセラミックブレーキパッドへの交換です。「ピーーと警告灯が点灯しました」とのことですから減ったのはフロント、在庫確認をしたらリアは日本になし、警告が鳴っているということでお急ぎ、今回はとりあえずフロントのみ交換することとなりました。ところでこのATE製は安心なんですご覧のとおり純正もメーカーは同じATEですからパッドの材質だけが違いダストが少なくその他のキャリパーに固定すうrスチール部分や金具や鳴き止め両面テープも全く同じという優れもの、、トラブルがなくとにかく手間がかからないパーツなのです。
えっとですね、皆様はこんなにギリギリまで使うことをおすすめはしません。この機会に残量センサーの仕組みをご説明しますね。センサーってワイヤーなんですそれが樹脂に巻いてありフロントパッドの片側のみ、外側からパチンとはめ込んであるんです。最初はパッドが厚いのセンサーには触れずパッドだけが減っていきます。それが段々とパッドが減ってある程度までいくと右上写真のようにパッドと一緒にセンサー、つまりはワイヤーも減るようになります。そしてある時点でワイヤがブチッ!と切れて断線します左下写真の状態、そうするとあの「ピーー」という警告音とマークが点灯する、というわけです。右下写真で新品と並べれば一目瞭然です。今回の場合は残量センサーがいい仕事して切れてくれたので警告灯が点灯、もう片側も均等に減っていたのでパッドだけの交換で済みましたが、センサーによってはもっとギリギリまで切れないことだって考えられ、その間にセンサーの付いていないもう片側がローターに触れてしまったら→火花が散って走れない→レッカー→もちろんローターもパッドも両方交換、という羽目にならないとは言えませんので十分ご注意ください。ただこちらのお客様は同時に車の買い換えを検討していたという理由もありギリギリまで使用してしまった、という事情があるようです。次の車早く見つかればいいですね!
それでは次回も読んでください。渡邉でした。