店長ブログ
「ノキアンタイヤって?」
2019年08月29日
いつもお読みいただきありがとうございます。九州の大雨はちょっとひどすぎて言葉になりません。被害を受けた方におかれましては心からお見舞い申し上げます。あそこまで降られたら避難する時間もないですものね・・・ひたすら早めの避難というしかないのもわかりますが、避難の準備の手間や避難所まで行くのにもずぶ濡れということもあり、まさかここまではという気持ちを持ちたくなる心情ももわからなくはないからです。そう思っている間にあっという間に水が・・・一刻も早く雲が去ることを祈っております。さて今日はこちらです。
商社さんにお誘いを受けて埼玉県のクローズドコースに行ってきました。当日はタイヤテストにぴったりなウェットコンディション!そうです目的はフィンランドのタイヤ、ノキアン(nokian)という聞きなれないブランド、なのでまずは体験してもらおう、ということでした。でも私は入口付近のホイールコーナーが気になって寄り道(笑)vorsteinerという結構有名なブランドですがてっきりBMW専用だと思っていたらアウディにも適合するサイズがたくさんあるんですってはじめて聞きました。デザインはご覧のとおりですが私の好みの細いスポーク、文句なしにかっこいい!カラーもたくさんあり19インチや20、21もあるそうです。ちょっと試してみたくなりました。BBSはもう説明は不要ですね安定した人気を保っているところがすごい、全て取扱い可能ですので冬用にもどうぞ。
試乗テストまでの間おさらい、ノキアンタイヤはフィンランドのブランド、1934年には世界初のスノータイヤを開発するという、当然フィンランドは寒いですからね特に冬用スタッドレスタイヤの性能は言わずもがな、皆様ご存じでしたか?氷を重視する日本ブランドのスタッドレスはウェット性能がかなり低いグレードFあたり、それがヨーロッパのいわゆるハイウェイスタッドレスタイヤはほぼ満点のAかB、なので例えば都内の方がたまに降る雪用に買う場合、普段はどらい路面ですし雨の首都高速もよく走りますからねハイウェイスタッドレスがいいのです!氷用はコンパウンドが柔らかくてステアリングに伝わる感触がダメだしそもそも高速はスピードレンジが低くて得意じゃないのです。そしてメジャーブランドよりも格安、そういうことでノキアンの出番となるわけです。
もちろんサマータイヤも少しサイズバリエーションが少ない気もしますがハイグリップタイヤもあります例えばRS 5に履ける275/30-20ハッカブラック2も用意。ノキアンサマータイヤの特徴も冬用同様ウェットグリップがほぼAかBなこと。私はこのコンセプトは支持しますね雨天時のコントロールと制動性能は何より大事、その次にドライグリップこれは限界まで私は経験しないのであまり重視しませんがその次は静粛性、これは正直まだメジャーブランドよりは少し劣るとのことです。これが課題ですねきっと。でも来年には暖かいスペインにサマータイヤテストコースを新設するそうですし現在のフィンランドとロシア工場の他にアメリカにやはり来年に工場が出来るそうです。メジャーブランドを追撃にかかります。
いよいよ試乗、カローラスポーツとC-HRで全開からフルブレーキで制動性能を、次は散水車でヘビーウェットにしたところを40kmくらいで旋回してハンドリングを、その後はスラロームで回頭性能を試します。たとえば17インチのハッカブラック2という前出のタイヤとブリジストンレグノ、15インチのハッカブルー2とミシュランパイロットプライマシーを比較します。意外ですね旋回性能はハッカブラック2の方が切り増しが少なく安定してますね静粛性はクローズで距離が短いので確認できませんでしたがきっとレグノでしょうね・・・スラロームとフルブレーキングは差があまり感じられませんでした。ということはそこそこノキアンはイケるな・・・という気が。それとやっぱりノキアンは雨に強いのは確かでしたね勉強になりました!
公道でもテストしてみたくなりハッカブルー2を履いてみました。燃費性能はB、ウェット性能はA、ちなみにアウディ純正のBSturanzaは燃費がC、ウェットがA、72dBでした。これからしばらく乗ってインプレしますのでお楽しみに!
これもしびれる1台、いちばんかっこいいRS 5用のアルミがRS 4にも最近追加されたんです、が、日本仕様外、今1setオーダーいただいていますのでいずれご紹介できると思いますのでお楽しみに。それでは次回も読んでください。渡邉でした。