店長ブログ
「レザーパーツの秘密」
2018年04月14日
いつもお読みいただきましてありがとうございます。2月までは寒い寒い言っていたのに3月半ばになると急に暖かくなりあっという間に平年よりもかなり早く桜が咲き、そして散ってしまいました。そして例年ゴールデンウィークが見頃の牛島の藤が何ともう咲き始めているんだそうです!早すぎるのはそれもまた問題、ちょうどよくとはいかないものです。さて今日はこちらです。
左写真はAudiAG純正NewQ7(4M)用レザーセンターコンソールセットですが、日本仕様は例によってシートがステッチ付きレザーにもかかわらず右写真のようなステッチなしのパーツのみ・・・ならば輸入してしまえと販売しています。ただ以前から気になっていたのがステッチ付きのレザーパーツの構造なのです。レザーだから手触りがいいのはもちろんですが押すと適度な柔らかさがあるのでひざ触りもいい(笑)それとただレザーを貼ってしまうと縫い目のところが出っ張ってしまいますよね・・・
めくっちゃいました(笑)まあボンドが強力なことなかなか剥がれなくて手が痛くなるくらい、それだけ密着していないと日光や空調などに耐えられないんでしょう。へえ~~~って感じですよね縫い目の裏って溝になっているんですね、そこに裏当てした縫い目をピタっと入れていくから絶対曲がらない、すごい!んーん、手順はというと革同士を合わせ縫うと同時に縁をカット、そして縫い目が広がらないよう裏当ての布をダブルステッチで縫うわけです。でもこれって専用ミシンで一気にできるのでしょうか?私にはよくわかりませんがとにかく面倒そう・・・
柔らかさの秘密もわかりました!縫い目の他にも溝がありそこにびっしりスポンジが入っていたのですなるほど~。右写真のように何気なくステッチが入っているだけに見えますがこんなに中は手がかかっているんですね。
対して標準はステッチがないので溝もなし、なので位置決めは必要ないしスポンジだって入っていないのでひたすらベタ貼りするだけとやっぱり楽、だから価格がまるで違うんですね!と勉強になった時間でした。
それでは明日G-Speedは定休日とさせていただきます。皆様どうぞ強風に気を付けて楽しい週末をお過ごしください。渡邉でした。