2012年03月13日
いつもお読みいただきましてありがとうございます。重苦しい雰囲気もありつつの先週末でしたがいかがでしたでしょうか?私はというと、あえてこちらに出かけてきました。
昨年に続き本州で一番早く咲くという静岡・河津町に河津桜を見に行ってきました。そうです、あえてこの桜を撮影して、犠牲になった方々やその遺族の方や関係した方々に去年のではなく今年の桜を見ていただきたかったからです。まだまだ寒い日が続く今年、これを見て少しでも和んでいただければ幸いです。
ものすごい渋滞がわかっているので車関係の仕事にも関わらず電車で移動(笑)今年は寒さで例年よりも半月ほど開花が遅れているとのことで、花はとてもキレイなのですが、葉っぱもかなり出てしまっているのが特徴です。それにしても河津桜はキレイですね。人出はというと日時の関係もあってか昨年よりも少な目、それでも狭い川沿いの通路はかなりの混雑でとても真っ直ぐには歩けない状態、いいですねたまにはこんな雰囲気も。子供はそっちこっちで「ヤーダー」と大泣き、いつものことです(笑)でもとてもキレイで和みました。
週末にかけてあまり見たくはないですが震災関連の番組がたくさん放映されていました。その中で思わずグッときてしまった話をご紹介します。宮城県気仙沼市の児童養護施設の園長さんと預かっている子供達、当日津波から逃げるために近くの公民館へ避難したそうです。助かったと思ったら今度は周りが火災で火の海、なぜかというと火がついたがれきが水に流されてきたそうです。
園長さん(60歳代の女性)がロンドンに住む息子さんへ携帯でメール、「もうだめかも がんばる」息子さんはツィッターでつぶやく「私の母は気仙沼市で・・・子供たちと一緒に避難している、地上からは近づけない、何とか、せめて子供達だけでも助けられないでしょうか」メッセージを送った相手は猪瀬・東京都副知事、「これは大変だ」震災当日だったので都庁内の手続きはかなり大変だったと思いますが翌朝東京都消防庁のヘリが全員、もちろんお母さんも救助することに成功しました。
これ、皆様が同じ立場だったらどうでしょう?言えるでしょうか?正直私は自信がありません。おそらく言えないと思います。この息子さんにしてみれば最愛の母親が最優先であるはずなのに「せめて子供達だけでも」ですよ。すごい、すごすぎる・・・自分の母親がどんな気持ちで園長を務めているかを深く知らないと言えない言葉だと思いました。
それでは次回も読んでください。渡邉でした。