2009年02月05日
いつもお読みいただきありがとうございます。商品の入荷が重なりブログをさぼってしまいお叱りを受けました(笑)。いつもながら反響に少し驚いています。今日は「リストラせずワークシェアリングで」です。
数日前のニュースでしたのでご覧になった方もたくさんいらっしゃるとは思いますが、ちょっといい話でしたのでご紹介しますね。ワークシェアリングという言葉、最近は本当によく聞く言葉ですよね。少なくなった仕事を人数をそのままでこなすので、一人あたりの労働時間は短くなる、それに伴い賃金もそれなりに減るというシステムです。実は当社の近くの会社もなぜか16時くらいにはみなさん帰ってしまうところもあったりして、んーんと思っています。
そんな中でとある大阪の会社のオーナーおよび役員さん達はリーマンショックをまともに受けて昨年秋からは受注がみるみる少なくなったそうです。そこで「このままでは約50人のうち7-8人解雇しないと」「いや現状で解雇した人の再就職は難しい」と議論の末、ワークシェアリングを決断し知恵を絞ったそうです。ここがまずえらいですよね。
知恵はこうです。まずは年間休日97日を130日に増やし残業はゼロ。それと空いた時間はアルバイトを認める。あと時間あたりの賃金を数%アップさせる。最後は会社の資金を取り崩して賃金の支払いにあてる。こう決めたそうです。
これに対してある30代の男性従業員は、「今までは土曜日も祝日も残業だったので、これからは家庭サービスがしたい」と思うが住宅ローンが・・・と複雑だったり、「雇用を守る判断はありがたい」と年収2割減を受け入れ節約の毎日。これに対して独身の若い従業員の中には「余った時間で資格取得を」と切り替える人もいるそうです。やはり家庭を持つ方は大変ですね。
オーナーは「仕事が戻ったらボーナスを弾み、我慢に報いたい」と話しているそうです。ここが泣かせますね。日本は日本古来からの考えである終身雇用、年功序列が崩壊し、必要な時だけ外部から雇用する社会になってしまいました。これを全否定する気は毛頭ありません。ですが全部をアメリカ式にする必要があるのでしょうか?この会社のように安易にはリストラしない、日本古来のやり方も残しつつワークシェアリングでしのぐ、こんなやり方があってもしてもいいのではという気もしますが皆さんはいかがでしょうか?たくさんの批判を受けそうですがあえて。
長文で眠くなってしまいますのでこの辺で。それでは次回も是非読んでくださいね。店長の渡邉でした。