2010年02月12日
いつもお読みいただきましてありがとうございます。今日はこちらです。
以前にもこのブログに登場したルボラン付録のジャガイモとベンツという木村好宏さんのエッセイ集から「へえー知らなかった」と思った記事「ドイツの徹底主義」をご紹介します。
皆さんは日本の例えば飲食店に入って真っ先に生ビールを頼んだとします。するとほどなくとりあえず出てきますよね。そのジョッキに目盛りがあったことがありますか?何とドイツでは当たり前にあるんだそうです。ここまでがビール!ここより上は泡!という境目があり、もちろんキッチリ守られているんだだそうです。すごい!だから生ビールを頼むと7分はかかると言われる、私だったら待てません(笑)またどこへいってもそれは同じで、メニューを見ると例えば「ビール0.5Lにつき3.5ユーロ」と書いてあるそうです。
ドイツ人の決まりに関する厳格さが出ているのではということですが、「カフェとお客さんの間での契約書=メニューに記載しているとおりにソフトドリンクを0.3Lで3ユーロを請求する以上、お客さんにも0.3Lをチェックする術があって当然。つまり文書化された契約が交わされるというわけです。」文化が違う。何と言うか・・・難しいというか人を信用していないとも言えるような・・・
もう一つ、ドイツは100%近くがセルフのガソリンスタンドだそうですが、給油機に小さいステッカーが貼ってあるそうでそこには「あなたが今給油している燃料は、あなたがキャッシャーに行って代金を払わない限りドイツ・シェル株式会社のものです。」なる注意書き。(以上一部をルボラン2010年2月号付録「ジャガイモとベンツ」より引用)んーん、すごい!
この部分だけを聞くと「ドイツ人って気難しそう」とも思わなくはないですが、あいまいさは嫌いに違いありません。白黒はっきりしなければいけないんですね。
ふと書いていたら思い出したのですが、以前は日本車の次にドイツ車に乗ると、スイッチの明確なクリック感の気持ちよさに感動しませんでしたか?私だけ?ドアハンドルやウィンカーレバーも同じ。全てが明確。まさに白黒はっきりのドイツ人の気質が出ていたんだなあと思います。少しなつかしいですね。現在はというと日本車がドイツ車に近づき、ドイツ車が日本車に近づいたのか、あまり差がなく・・・。批判を受けそうなのでこの辺で(笑)
長文にて失礼しました。それでは次回も是非読んでください。渡邉でした。