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店長ブログ
「ブレーキパッド交換ラッシュ」
2023年03月30日

いつも店長ブログをお読みいただきましてありがとうございます。先日チラっと触れたEUのe-fuel問題、予想どおりというか何というかEUとドイツが2035年以降もe-fuel100%使用を条件にICE車の販売を認めることで合意しました。早くも方向転換と言え、中国的にはガッカリでしょうけれど、日本としてみれば悪い決定ではありませんよね。これを機に日本でもe-fuelの開発が加速してくれればいいなと思います。だって認められたとはいえ、計算ではリッターあたり1000円!だそうなので普及には課題が山積、それを日本がリードできれば逆転でEUに対して優位に立てます。半面EVの行方も気になるところです。さて今日はこちらです。


先日こちらのRS 3(GY/8Y)セダンにシートメモリーをレトロフィットしたブログをご紹介しましたが、同時にもう一つのご用命もありましたので改めてご紹介します。RS 3といえばほとんどの方がOPのこのマットブラックホイールを選択していることと思います。見た目はいいのですが半面ブレーキダストが茶色く目立つ・・・そこで低ダストパッドに白羽の矢が立ちますよね。早速リフトアップしSFDをアンロックしエレクトロパーキングブレーキ圧力を解除してから交換スタートです。G-Speedでは従来マーヴェラスNewRS 3(GY/8Y)用低ダストブレーキパッドのみが適合でしたが、もう少しリーズナブルな選択肢が出来ました。ATEセラミックパッドです。ようやくリア用が発売されました。右下写真の上側はフロント(以前からありました)、下側がリアとなりますが、RS 3のみリアは少し加工を要します。というのもリアパッド、残量センサーが装着されていません、がRS 3はセンサー付きなのです。


純正パッドから外した残量センサー、これって仕組みは簡単、ワイヤーが+から-へループ状になったものがパッドに埋め込まれていて、減っていくとそのワイヤーがプチンと切れると「ピー」と警告が点灯します。ブラブラしないよう短くセンサーワイヤをカット、ハンダで短絡させてコネクターを車両に戻せばOKです。リアは減っても警告は鳴りませんが、お客様が気を付けて点検さえしていただければ、リアは重量バランスからしてフロントよりも早く減るということはないので、という理屈です。そもそもS3とA3はセンサーが付いていない、Q3は前後センサーがありません!距離を走る方は気を付けてください。さあ保護カバーを付けてコネクタを挿し、パッドを交換すればリアはこのとおり、終了です。作業の傍らホイールは裏表水洗いしておきます。

フロントはいつもどおり、作業完了後エレクトロパーキングブレーキ圧力を復帰させ、エラーをチェック、消去してからSFDロック、規定トルクにてホイールボルトを締め、テスト走行、再度ボルトの増し締め、これで全ての手順が完了しました。ふと気づきましたが右写真、RS 3だけロアアームにブレーキキャリパー/ローターの冷却用でしょうかエアダクトが付いていました。さすがはハイパワーモデル!なんだかカッコいい!S3にも欲しいな、サーキット走るわけじゃないのでお守りに(笑)今回もご利用いただきましてありがとうございました!


もう1台パッド交換ですA4(F4)40TDIアバントクワトロでお客様が来店ですありがとうございます。A4もかなり熟成が進み、装備も初期と比べ物にならないほど充実、マイルドハイブリッドまで装備、メーター上に航続可能距離が出ているのが何キロだと思いますか?1000kmですって!んーんすごすぎる。ご用命はというとATE A4/A5(F4/F5)クワトロ車用低ダストセラミックブレーキパッドセットへの交換です。クワトロとFFではブレーキシステムが違うので専用となります。エレクトロパーキングブレーキ圧力を解除しリフトアップ、フロントはいつものように、でも結構このフロントATEキャリパーはTTSと同様、クセがあって交換しにくい感じです。


こちらはリアパッド、A4、S4、RS 4共通なのですが年式によってスプリングが車両側に付いている場合があります。まさにこの車がそうでしたのでパッドのスプリングをサンダーで削ります。切り口はブラックに塗装しておけば目立ちません。取り付けて交換作業完了、その後エレクトロパーキングブレーキ圧力を復帰させ、エラーをチェック、消去、規定トルクにてホイールボルトを締め、テスト走行、再度ボルトの増し締め、これで全ての手順が完了しました。作業の傍らホイールは裏表水洗いしてスッキリ、今回はご利用いただきましてありがとうございました。

それでは次回も読んでください。渡邉でした。