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店長ブログ
「UTRの手直し」
2021年10月21日

いつもお読みいただきましてありがとうございます。先日板金部門に現行レクサスRXのF SPORTなる高グレード?が入庫、お決まりのドアミラーのハウジングにこすったキズがあるので修理してくださいとの依頼。きれいなグロスブラックに塗装されていて、アウディとは違いミラーガラスを外さなくても工具を使わずとも交換できる親切設計。磨いてもきれいにならず板金かな・・・パーツの価格を調べると、と、何と1個2580円の消費税、その下のメッキパーツも1000円台、衝撃の激安価格、交換となりました。ちなみにアウディの場合未塗装で1個11000円の消費税あたりです。まあレクサスオーナーとしてはこすりやすいところなのでうれしいのでしょうけれど、その中からトヨタの利益、それを作っているメーカーの利益、社員さんのお給料等々が出ているとなると・・・コストや手間を考えるとその価格は妥当なの?と考えさせられてしまいました。トヨタとしては原価を安くしたいのは当然なのでしょうけれど、そこまで安くしなければダメでしょうか。少なくともレクサスを購入できる方は塗装代が含まれることですし11000円は余裕で出せるはずですから極端な話オーナーさんをバカにしているとも言えないでしょうか。正当なコストや手間を製品の価格に転嫁できないあたりが日本人の賃金の安さに直結しているのではと思ってしまいますが皆様はどう感じますでしょうか?さて今日はこちらです。


UTRの手直しを最近よく依頼されますまずは先日も登場TT Sのお客様、なぜかいまだにプライバシーフィルムとアウディが呼ぶブラックの気泡隠しステッカーを悪者にして省き、内側の目立つグレーの両面テープを直接ガラスに貼る手法が多いのですがこちらもまさにそう。グレーの両面テープはドイツ企画なのでかどうかは不明ですが日本の暑さには不向きで剥がれやすい材質、かつ気泡が丸見え(右上写真)。また貼った際の見た目が周りのガラスの目隠しが全てブラックなのにUTRだけ明るいグレー、雰囲気が合いませんよね。UTRリペアキットをお買い上げいただいた上で始めましょう早速ヘラで両面テープを切るようにして剥がしていきます。とその前に貼ってあった位置をマーキング、型紙は目印に使用してます。剥がしたらグレーの両面テープは剥がして日本で売っている超強力両面テープを貼り付け、脱脂と小さなホコリを取り除いたガラスにブラックのプライバシーフィルムをエイっと一気に貼り、ギューっと密着させます。これが重要かつ意外に指定どおりの位置にはるのが難しい作業です。再度フィルムを脱脂、ホコリを除いてから台座を貼り、再度よく密着させます。幸いハーネスはカメラカバーにきちんと収納してあったので本体を取り付けて、右下写真が完成後、ブラックのフィルムで目立たなく取り付けられかつ気泡が、ありません!よかったよかったきれいになりました。



こちらのRS 5もやはりグレーの両面テープ直貼り、気泡はがんばってほとんど入っていませんが(笑)それはまだいいものの今度は室内が問題、ハーネスがカメラカバーに収納されず丸見えで・・・UTRの取付け位置も左中段写真のように本来のAudiAG指定位置から左にずれている、この際まとめて手直ししちゃいます。

TT S同様ヘラで両面テープを剥がし、プライバシーフィルムを指定位置に貼り、日本の両面テープでカメラの台座をしっかりと密着させます。うっかりプライバシーフィルムを貼る写真を忘れましたが、結構ここがキモなので集中しているんだと思います(笑)次回は撮影を心がけようっと。


サンバイザー等を全て外した上でハーネスをマルチファンクションカメラカバーの中を通すため天張りを少し浮かせて、きれいに収納、カメラカバーはリューターできれいにハーネスが避けられるよう削って、パチンとはめれば、ハイ、終了です今回もうまく外からも中からも目立たないようさりげなく純正らしいスマートなUTRの取付けができました!いかがでしょうか。

それでは次回も読んでください。渡邉でした。