2017年08月26日
いつも読んでいただきましてありがとうございます。先日特派員からちらっと変な記事があったよと聞いてカーグラフィック9月号を読んでみました。皆様読みましたか?何ともショッキングな記事、ドイツのジャーナリストが言うには、アウディは将来的にポルシェに看板が変わるはずだ、かつその日はそう遠くない、というものでした。まあ今VWグループはディーゼルゲート事件やら何やらで巨額の支払いを余儀なくされ、いろんなコストをスリム化するなどして大改革が避けられません。ポルシェもアウディもプレミアムブランドですがアウディはグループの中で唯一販売台数が減っていおりあまり調子がよくないこと、ブランド力というところではポルシェが上・・・一方シャーシはというとアウディ独自はA4などのMLBのみ、A3もQ2も次期A1も次期Q3もVWのMQB、次期A6とA7とA8はポルシェパナメーラのMSBに変更、次期A4/A5は間違いなく前出のMQBに変更、とグループ内のコンポーネント使用ばかりで独自性があまりなくなると指摘。エンジンも2.0Tと5気筒2.5リットルくらいしか・・・それで独自開発陣を持っている意味があるのかなどとボロクソ。どうなるんでしょうねこのジャーナリストの断言感、何だか心配になってきました。さて今日はこちらです。
予告どおり今日はドイツ旅続編しかもR8特集です。今さらR8なんてニューモデルじゃないじゃんとお思いのあなた!違うんですねこの車はひっそりとインゴルシュタットに佇む、きっと日本にはまだ来てませんよ発売ホヤホヤのスパイダーV10Plusなのです。クーペは既に日本でも発売されていますね何が普通のV10と違うかと言いますとまずはエンジン、540PSに対して610PS、おそらく日本ではカーボンセラミックブレーキが標準でしょうねそれとスポイラーが自動ポップアップではなく固定式であること等々結構違うらしいですよ!なんたって今時めずらしいNA5.2リッターV10エンジンですからとにかくいい音!たまりませんね甲高い圧縮比が高い感じ、ネッカーズルムの前を結構R8通るんですよねきっとテスト車もあるんだと思いますが生音は、きっと惚れます!
まあインテリアはもう何から何まで完璧アンド皮アンドカーボンで仕上がってます。しかもエクステリアがまたすごいサイドブレードはもちろんフロントアンダー、ディフューザー、リアスポイラー、エンジンカバートリムと全部カーボン、前出のとおりブレーキディスクもカーボンセラミックです。今まであまりまじまじとみていなかったR8ですが今回とても好きになりました。どうやらR8はこの世代で最後らしいですから楽しむなら今ですよ!
違いがわかりますねこちらはプラスではないV10スパイダーですエクステリアは大きな違いはないですが目立つのはポップアップ式のリアスポイラーなことでしょうか。まあ厳密に言うとオプションでいろいろ付けていけばエンジン以外はあまり違わないまでにもっていけます・・・でも大丈夫この車のハイライトはボディカラー、ペリドットメタリックというポルシェのものだそうです。インテリアデコラティブパネルまでボディカラー同色になってる!凝りまくりの1台でした。
今度はクーペのV10Plusですマットアイビスホワイトというかなりレアなボディカラーですねマットカラーって手入れが難しそうでそれなりの環境の方しか買えなそう・・・やっぱりプラスはRS6パフォーマンスなどと同じでカーボンセラミックブレーキが標準なんですねきっと。こちらのクーペはミラーハウジングもカーボンになっています。ちなみにこのミラーハウジング、既にV10をお持ちの方でカーボンにしたい!後付けするとなると片側40万円とトホホですが、TT RSのアクセサリーをそのまま装着することができます。
そして最後はすごいですよスパ24Hの優勝車R8LMSが洗車もせずそのままネッカーズルムに展示されていました!アウディはルマンなどの世界耐久からは撤退しましたがスパはこの市販車ベースのマシンが使えるので参戦を続けています。日本でもプライベーターがこのマシンでレースに参戦しています。まあ展示車はすごい汚れ方で24H全速力でラップを重ねる過酷さが感じられました。レースで優勝できるようなポテンシャルを備えたR8、市販バージョンも楽しくない訳ないですよね。以上R8特集でした。
それではG-Speed明日は定休日とさせていただきます。どうぞ皆様楽しい週末をお過ごしください。渡邉でした。