2009年01月14日
いつもお読みいただきありがとうございます。本当に久々のブログ更新で緊張している気もしますが。今日はショックな話題「富士通さんのハードディスク事業売却?」です。
皆さんはこれを見てもうお分かりですよね、そうパソコンの中にある記憶装置「HDD, ハードディスク」です。CDのようなディスクが7200rpmほどで回転しています。そこにわずかに浮上した磁気ヘッドを伝わって情報を読み書きさせる装置です。向かって右の円盤がディスク、真中あたりのディスクの上に見えるものが磁気ヘッド、そのヘッドを駆動するのは左側に見える永久磁石です。パソコンにはなくてはならないものですがフラッシュメモリーなどライバルも現れ今も熾烈な競争にさらされている業界です。今日の話題に「富士通のHDD事業を東芝へ売却へ」という記事があり、甚だ私的ですが新卒での仕事が富士通さんでのハードディスクのメカ開発でしたので目にとまりました。
当時も決して順風満帆の事業ではなく、世界中でのシェア競争が熾烈を極め、3ヶ月ごとに倍の容量の製品をマーケットに供給しなくては置いていかれる世界でした。当時の容量は今と比較にならない100MB程度、それでも最先端でした。私はモーター担当で図面を起こしたり試作品を1日中評価したり製造メーカーさんへ打ち合わせに行ったり、工場で試験を繰り返したり、時には海外工場へ長期出張したりとあわただしく走り続けていました。
もちろん当時の仲間は、お付き合いはあまりなくなってしまいましたが今でも開発を続けているはずです。その仲間達は今どんな心境でこのニュースを見ているのかと思うとつらいですね。私のように早々と転職した者とは違い、今まで20年近くも一筋に従事してきた事業がどうなるのだろう、我々はどうなるのだろう?と不安になっているに違いありません。
私はもう業界とは関係ありませんが、強烈な思い出があるのでやはり気になります。意深くこのニュースはチェックしていきたいと思います。このニュースの詳細はこちらからどうぞ。
それでは次回も是非読んでくださいね。店長の渡邉でした。